>>822

 今日の第9、確かに良かったな。
 久々に「やっつけ」じゃない第9を聴いたって感じだよ。
 確かに好みじゃないって香具師もいるだろうけど、少なくとも
 年末に大量消費される凡演とは一線を画していたな。
 
 指揮者自身が何をやりたいか、明確なビジョンを持っていて、それが
 オケにしっかりと伝わっているのを感じたよ。だから指揮者の思い通りに
 コントロールされているにも拘らず、オケの自発的かつ積極的な表現と
 して客席に伝わってくるんだよね。鄭の演奏によく聴かれる猪突猛進的な
 強引さはあったし、もう少しじっくり聞かせて欲しいと思う瞬間もあった
 けれど、はっきりしたリズムとデュナーミクの広さによって、この曲の
 持つ力強さは余すところなく表現されていたと思う。また、ものすごく細かく
 コントロールされていた音量の増減や、ここぞという場面での大見得の切り方
 (第4楽章617小節でソプラノのffでgan-zen Welt!で、それまで速いテンポで
 押し切って来たのに、この3つの音だけ急激にテンポを落としてこの2つの
 単語を際立たせるところ、ゾクゾクした!)など、決して単調にならず
 ホントに面白く聴かせてもらいましたです。

 残念だったのはトモワ=シントウ。音程も不安定だし、ただヒステリックに
 わめきたてるだけ。なに歌ってるのかもさっぱりわからん。
 以前はこんな歌い方する人じゃなかったのに。。。

 あと、カーテンコールで3番ホルンに対してステージ上のメンバーから
 異様な喝采が上がったけど、あれはなんだったんだろう??