編成問題で、少し角度を変えてみる。
Trpの飯塚一郎さんが参加している「紀尾井シンフォニエッタ東京」のコンサートをずっと聞いてきているが、このオケは1stVn8人(8型)の
弦管合わせても三十人程度の室内オケで、ハイドン、モーツァルト、ベートーベンと室内オケ向けの現代曲を中心に取り上げている。
このオケでの飯塚氏のトランペットが実にいい。彼がわが国のオケプレーヤーとして間違いなく第一人者だということが実によく分かる。
マーラーやストラビンスキーやバルトークといった派手な曲で存在を誇示するのではなく、ハイドンやモーツァルトという曲でその音楽を
示すことができるということが、やはり本物という気がする。
20型なんていうとんでもない編成ではなく、こうした室内オケで吹いている飯塚氏は実にすがすがしい顔つきをしている。
東フィルとチョン氏はこういうプレーヤーの心と音楽をきちんと理解し反映すべきだな。