だからさあ、完全にオーセンティックな演奏なんて不可能なの。
例えば、バッハの教会カンタータをオーセンティックにきわめたければ、
楽器や演奏法、歌唱法の研究だけじゃなく

・電気的連絡手段(電話、ファクス、メールなど)なし
・スコアはないので全員パート譜のみ(歌もそう)
・もちろん録音手段などないので「聴いて覚える」のは不可
・明るい電気照明ではなくロウソクの明かりで
・土曜日の朝初見、翌日曜日の早朝に本番
・古典、ロマン、近代、現代、いずれの様式の知識もなく
・エトセトラ、エトセトラ

ね、不可能でしょ?

CD聴いて予備知識を得て、練習や本番のスケジュールをメールで連絡しあって、
電車や自動車に乗って集まり、みんながスコアを参照して、何日もかけてみっちり練習し、
練習を録音して聴き返し、冷房や暖房が効いて適温に保たれた場所で、明るい照明の下、
オルガンは電気モーターで、なにより教会ではなくホールや録音スタジオで演奏したものを

「これがオーセンティックな演奏です」
とかぬかす奴ぁ信用できねえ。

いや、別に古楽演奏がダメと言ってるんじゃなくて、
「当時の音を再現した」とか抜かしてる香具師らが気に入らないだけのことよ。

長レススマソ