>Horowitz本人だって、28歳くらいで、ようやくまともに弾けるようになった、
>と一方では言ってたしね。

これは「セミポルタメント奏法を身につけた」との事ではないでしょうか?
某レコード解説にそのような記事がありました。指先で鍵盤を引っ掻くような弾き方です。
一般の奏法ではスピードが上ると音が濁りますが、引っ掻くように弾くとスピードが上るほど音の分離が良くなります。
この頃からホロヴィッツの音に独特の切れ味と凶暴さが出て来ています。

低速部分では指の腹で鍵盤を押し、ペダルで響きを調節しつつ消え入るようなpppを聞かせる。
高速部分では右手小指をクルッと丸め、残りの4本の指で鍵盤を引っ掻きながら、切り込むような音を出す。
この両者を使い分ける事により、演奏に恐ろしいほどのコントラストをつける事が出来ます。