>>385
ホロヴィッツは初見演奏能力がズバ抜けていた。このころは楽譜を見ながら弾いていたと思われ。
実際、歌曲やヴァイオリンの伴奏もしょっちゅうやらされていたという。
10代から20代のホロヴィッツは異常なほど指が回り、連続オクターブは狂気の速さだった。
だから指と手首のスピードに任せて弾くだけで、どんな曲でも弾けたという。
楽譜を見ただけで、頭よりも指先のほうが先に反応するような状況だったのだろう。
アメリカ亡命後に他のピアニストやトスカニーニの影響を受けて、内省的な解釈が出来るようになった。
あのままロシアにとどまっていれば、せいぜいシフラに毛の生えたサーカスピアニストで終わっていたと思う。