第九を書くまでは、
作者自身は「エロイカ」がいちばんのお気に入りだった、ってぇ話だ。

ということは、
ジャジャジャ、ジャ〜ンで有名な「運命」よりも、
彼は「エロイカ」の出来のほうが良かった、と
考えていたことになる。

後世の人にしてみれば「運命」のほうが有名だけど、
当の本人は「エロイカ」をもっと聴いてほしかったのかもしれない。

第7交響曲や戦争交響曲は、初演当時絶賛されたそうだが、
「エロイカ」は不評だったそうだ。さぞや無念だったろう。