いつも思う事だが、コバケンの録音は、「コバケンマニア」向けである、
ということ。その思いは当録音を聴いてもいささかも変わらなかった。
8番よりは「料理が利く」7番だが、やはりブルックナーにはなっていない。
ふと浮かんだ造語で「コバルックナー」とでも表したくなる演奏である。
コバケンを聴きたいというのであれば絶賛されようが、「ブルックナー」なら、
他にもいいのが沢山あるぞ、と声を大にしていいたい。
スクロやティントナーの倍以上の価格の価値は僕には感じられなかった。
チェコ・フィルは献身的によく演奏しているが。