【LP>>>CD】アナログレコード総合情報スレ
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0123名無しの笛の踊り
03/03/02 04:06ID:???手持ち音源のほぼすべてを再発LPで出したものの、手持ち総数が少ない
ことや、2000円のレギュラープライスということで、あまり販売がふるわ
なかったのです。それに対して、レギュラー盤1800円の価格で激しい販売
競争を繰り広げたのが日本グラモフォンと東芝音工(どちらも当時の社名)
でした。そして常識的には、カラヤンとBPOの最新録音の音源を次々と
持ち始めていた日本グラモフォンの圧倒的優位のはずだったのだが、東芝
音工ではカラヤンとBPOやフィルハーモニアとの比較的少ないステレオ
録音に加えて、手持ちの多かったフィルハーモニアとの古いモノラル音源
を自社開発のシステムで擬似ステ化したものを持ち出し、それらを入門者
層には魅力的な徳用カップリングにして、(当時は珍しいかった)厚手ジャ
ケットに入れて実に品数豊富に売り出し、販売面では日本グラモフォンに
対してかなり善戦したのです。しかし、入門者段階を超えたクラシックの
レコードファンにとって、この時の東芝製の擬似ステレオ盤は不自然なエ
コーと耳障りなフラッター音の混入により、ほとんど聴くに耐えないほど
ひどいもので、カラヤンとフィルハーモニアとの録音に対する評価自体が
下がりましたし、何より以来安易な擬似ステレオ盤は絶対に避けるべしと
いうのがファン層の意見として定着したのです。その後、東芝自体も自社
の技術の問題に気づいたのか、次第に自社製の擬似ステレオ盤は姿を消し、
海外のEMI系列で製作された擬似ステレオ音源を使うか、さもなければ
もと通りのモノラル盤に戻すかという方向に進んできました。カラヤンと
フィルハーモニアのベト全も、1980年代初頭に英国EMIで行われた擬似
ステレオ化が非常に成功し、当時それを耳にした我々は1960年代の東芝製
擬似ステの音を思い起こしながら驚いたものです。現在CD化されている
ものも、その音源としてはこの1980年代のステレオ化音源が使われている
のではと想像しています。
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