沼尻竜典/名古屋フィルのブラームス 永岡浩一 さん 6月29日(日) 19時55分

 FMシンフォニーコンサートで聴きました。去年、メシアンでミュージック・ペンクラブ賞に
輝いた沼尻、ここではブラームスの1番を、重量感溢れるサウンドで、ドイツ的な魂を感じ
させるものにしていました。第1楽章の繰り返しもなく、古風な感じですが、ともかくメロディ
アスでかつスケールが大きく、名古屋フィルもかなりの腕前です。中でも圧巻はフィナーレ、
まるでミュンシュを思わせるスケールと、ボリュームあるハーモニー、そしてコーダでの猛
烈な昇華ぶり、圧倒的でした。余白に放送されたベートーヴェンともども、日本人が理想
とする?ドイツ的なサウンドを、存分に堪能しました。