>>957
いや、漏れも本を読んだときにアンマリかわいそうなんで大泣きした口なんだが・・・
大人になるってつまんねえような面白いような・・・・

でもって尻なんだが再掲。 つーか、こうした尻にまつわる話ってもっとありそうなもんだが・・・

 私はサントリーホールのP席が好きである。
 サントリーホールのP席とは舞台の奥にある客席のことである。P席の客は、普通のA席B席などの客と向かい合って座る。

 そもそも、この席は安い。舞台のすぐ前のA席と演奏者からの距離は同じである。それでありながら、値段は半分以下である。
 声楽、バイオリンなどの演奏会は、たしかに顔が見えるA席がいい。しかしオーケストラは断然P席なのである。

 普通の席では、指揮者の顔が見えない。それでは演奏会のもっとも美味しい部分を見逃すことになる。
 演奏中の指揮者の形相はものすごい。笑ったり、泣いたり、怒ったり、とても正気とは思えない表情をする。それが楽しい。

 P席に座ると、まるでオーケストラのメンバーになったような気がする。指揮者と真っ正面に向かい合う。指揮者がオーケストラの後方の金管や打楽器に棒を向けると、まるで自分に指示が来たようで、胸がドキドキするのである。

 しかし、最近、そんなことなど問題にもならないほどのP席の美点を発見した。
 ○○響にはめずらしい女性のコントラバス奏者がいる。彼女の後ろ姿が素晴らしいのである。先日もマーラーを聴いたが、やっぱり素晴らしかった。その後ろ姿はP席からでなくては見えないのである。

 マーラーの例によって沈鬱なベースラインを、全身で演奏している姿が健気である。すらりとした黒いドレスの後ろ姿が美しい。高いスツールに丸い片尻をのせている様が、色気たっぷりである。
 そして、後ろから見ていると、その丸い片尻が指揮者の棒に合わせて、終始もぞもぞと動いているのである。上半身と足は動かない。スツールの上の片方の尻だけが、別の小動物のように活発に動いたり、震えたりしているのである。

 なぜ、片尻だけが動き、震えているのであろうか。若い女性が、全肉体、全官能を演奏に打ち込むと、自然にそうなるのであろうか。
 ○○響の演奏会にいく楽しみが増えた。
 私はP席と彼女のファンである。