マクリーシュは『テオドーラ』しか知らない。しっかりした演奏ではあるから
安心して聴けるが、オレは物足りない。『テオドーラ』のドラマティックな
奥行きの深さを、マクリーシュは捉へそこねてゐる、といふ気がする。
整然としすぎてゐるのだ。歌手も粒が小さい。

『テオドーラ』にはアーノンクールこそ向いてゐると思ふが、
アーノンクール盤は省略が多いさうな。で、オレ、今年、『テオドーラ』を、
ノイマンのもクリスティのも買ってしまふかも知れん。こわっ。