>>69
おつかれさま! ロス・フィルは確か、通常、首席指揮者ならば
本来はある程度関わることになるオケの運営などについては一切
関わる必要なし、パーティだとか、面倒な行事への参加も不要、
音楽だけに力を注いでくれればそれでいい、という異例の待遇で
ジュリーニを迎えたんだよね。彼ほどの人が、比較的キャリア
初期にあたるスカラ座の首席を除くと、ウィーン響とロス・フィルの
首席しか務めず、もっぱら客演で指揮することが多かったのは、
演奏以外のことには煩わされたくない、という姿勢が少なからず
影響してるのかな、と思う。彼を首席に招きたかったオケはいくらでも
あるはずだし。どのオケからも、絶大な尊敬を受けていたらしいし。

94年のインタビューでジュリーニは「あなたにとって音楽とは何か?」
という質問に対して「私は3つの偉大な贈り物を与えられた。それは
まず場(フィールド)、それから愛。両親の、妻との、息子への。
そして音楽。これらが私の人生の3つの要素だ」と答えたようだけど、
そんな彼の演奏を、一度でいいから、ホールで聴いてみたかった。