Sネイガウスは危険を冒すピアニストだと思う
ドビュッシーとか聴いても
綺麗な音で、流れを止めずにもの凄いスピードで
弾ききることは容易な事じゃない。
そうすると音楽の流れが自然で聴きやすい。
ショパンソナタ2とか3も
普通のピアニストが安全なテンポで正確さに留意して流れがぎこちなくなるような
技巧的パッセージも颯爽と弾かれている。
普通のピアニストでもやろうと思えばできるだろうが
正確且つ確実に音を調節して曲の形を過度なまでに整えるという目的故に
そういう突進系な演奏は行われない。
ブーニンもその傾向が強いし、最近のピアニストもそうだ。
現代の演奏家は曲の形をこだわる人が非常に多いのが残念だ。
ネイガウスは音色の極限までの追求故に自ら
普通より演奏を困難なモノとしていたので
命を削っての演奏、と言われるのもよく解る。