いきなりパニッツァとかいう人もいますが、
はじめてに近い状態で「アイダー」を良い録音で楽しもうという人向きに
「いわゆる名盤」を挙げれば、カラヤンの新旧(とくに旧)とムーティかな?
カラヤンの旧盤は、テバルディがベストフォームでないとはいえ、気品の高さ
は他の追従を許さず、ベルゴンツイも合っているし、シミオナートが素晴らしい。
カラヤンも大歌手たちを率いて華麗に絵巻物をって感じだけど、
新盤はずっと暗くって、運命劇っぽい(ドイツ臭いとも評される)。フレーニは
スケールではテバルディに劣るけど声の状態はこっちの方が良い。カレーラスも
ベルゴンツィ同様合っているし、バルツァも迫力がある。
ムーティのは、カバリエとコソットの女性軍の声の威力が圧倒的。その点では
一番かも。ドミンゴはベルゴンツィやカレーラスより輝かしさでは上。ムーテイ
も風格はないが、迫力は十分。オケはやっぱりウィーン・フィルには敵わないけど。