マリア・カラスの魅力
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03/02/13 22:55ID:???ヴォットーはスタジオ録音とライヴとで出来に差がかなりあると思われ。
はっきり言ってスタジオ録音ではどうにもリズムが死んでて、凡庸な伴奏
というイメージが付きまとっても文句は言えないような指揮をしてるけど、
ライヴは結構集中力に満ちたいい物を残してる。歌手の持ち味に合わせての
オケの構築も見事だし(86はあの『ノルマ』のポリオーネがモナコ兄さんで、
アダルジーザがシミオナートである事を考慮してないんじゃないか?多少
ベッリー二のシンプルな、声部の美しさを強調したスコアの特性から逸脱を
してでも、主役3人がヴェルディないしヴェリズモ的な声の志向性の歌手で
ある事を念頭において強いリズムの刻み方で歌手陣と張り合い、煽るかの
ような棒さばきで聴かせたヴォットーの指揮は充分評価出来ると思うが)。
『ヴェスターレ』なんかも聴いてみ。音悪いけど。
ジュリー二も(勿論カラスが生前贔屓にしていた事は有名だけど)言うほど
全部が全部‘名演’といえる演奏を残したわけじゃない。55年の有名なあの
『椿姫』はややオケ運びが単調で鈍さが目立ち(翌年の同プロ録音は鈍さに
芯が通って腰の据わったものに昇華してて流石だけど)56年の『セヴィリア』
なんかカラスの歌唱共々全く軽さが無く、当時不評だったってのも納得できる
何とも据わりの悪い演奏になってるのがイタい。
どうもセラフィンにしてもサバタにしてもヴォットーにしてもジュリー二に
してもガヴァッツェーニにしても、カラス相手の録音はそれぞれ出来にかなり
ムラがあって、完全にカラスと相性の良い指揮者となると…いないとしか
答えられませんなあ…。
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