マリア・カラスの魅力
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03/12/05 00:50ID:GOqlGXHd自分的にはあのダイエットには声の面でもある程度の必然性はあったんじゃないかと
思われます。カラス自身の語った所によるとダイエットの必要性を痛烈に感じたのは
53年5月のフィレンツェでの『メデア』の時だと言われてますよね。それは多分に
外面的な理由が大きかったんですけど、よくよく当時のカラスの、その公演前後の
録音を聴いていると、偶然かも知れないけどどうも声に脂がのり過ぎてるものが
多いんですよね。例えば『清教徒』とか『椿姫』とか、確かにまだまだトリルは一応
キチンと粒立ってるけど、まるで喉にでかい鉄球付きの鎖枷でも付けてるかのように
アジリタが重々しいんですよ。それが1、2年挟んですっかり痩せてしまったあとの
録音(ヴィスコンティ演出の『夢遊病の女』とか)になると、嘘のようにアジリタの
切れ味が戻り、今までとはまた一味違う鋭利でキリっとした歌唱を聴かせるように
なってる。あのダイエットがなかったら、もしかしたらイーグレンのような感じの
ソプラノになっていたんじゃないかとも考えられるんですよね。あくまで録音を
聴いただけの話ですけど。狭間の54年の録音で、例えばルチアとかヴィオレッタ
なんかでいい録音があればもっとその辺の推移がはっきりするんだけどなあ…。
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