>>61
以前に較べたら案外そういった本当にヒストリカルの分野の歌手って広く
聴かれるようになったんじゃないかな?先の大戦で散逸したものも多いが
(代表的なものとしてスカラ座)戦前メトやドイツ各地のライヴ録音って
NAXOSのようなレーベル(海賊盤だけどさ)の努力で今じゃ結構お手軽に
安価で(レーマンにしたってマルシャリンとかジークリンデ、エルザと
いった代表的な役の録音はキチンと残ってる。今じゃマルシャリンなんて
スタジオ盤ライヴ盤両方NAXOSで扱ってる位だし)手に入るようになったし、
情報だってネットの力である程度のレベルのものは氾濫するようになった。
それに今のクラシックの録音業界って完全な新譜の録音はやや頭打ち気味で、
そんなにコストのかからない往年の名手の録音の再発掘にシフトが動いて
いきつつあるというし(特に過去の蓄積が多く、レコーディングに最も金が
かかるジャンルであるオペラなんかは)、実体験者がいなくなったとしても
今より少しだけ低い位置で緩やかなカーブを描いていくだけだと思うな。
寧ろ今の世代の歌手の録音(除ベル・カントもの以前の時代。この辺は今が
花盛り)がどれだけ残っていくかの方が心配。伝説化なんて考えられない。