マーラーの第十番、冒頭およびその何度かの再提示については語るまでも無いといえよう。
チェロの高音域のように歌わず、ヴァイオリンのG線のように深みのある音色でもない
あのヴィオラがこの旋律を受け持つのは、まさにこの楽器が「この世のものでない」ということをあらわしている。