ある日混んだ丸の内線に、乗ってきたカップル、
男は、斉藤セーロクと高木ブーのハイブリッド、
女は、干からびた山田邦子。 ともに年齢不詳。
それだけで、十分に迷惑だったが、 

ミケランジェリの話を声高に始めた。

10年以上前に、化けの皮をはがされた、くわせ者のピアノ弾きの名が、
何でも空虚な精神論にしないと気が済まない、文化不毛の国で、
いまだ熱く語られたのには、驚いた。

で、その2人、話はすぐに尽きて、「暑い」抱擁をおっぱじめた。

クラヲタは、 キモい。

俺(わたし)には彼女(かれし)がいるから、 まともな人生だと、
彼らは安心しているのだろう。

クラヲタは、救いようがない。