シューマンのピアノ曲の凄さの一つは、軽く添え物のように書かれている
ちょっとしたリズム音型が、実は音楽全体を支配するドライビングフォースに
なっている場面が多々あって、それこそが独特の高揚感をもたらしていること。
ソナタ第1番のスケルツォの中間部とか、交響的練習曲の練習曲2などがそう。
主旋律だけに注目していると、この高揚感が出てこないように思う。
この点において、ブレンデルやアシュケナージは最悪。シフも今一つ。
一方フランスのピアニストは、概してこの部分の表現がとても巧い。