>>616
演奏の様式という面では、絞り出すような重い音色。聴いていると心臓や胃にずんと来ます。
聴いているとこれは音楽の鑑賞なんてものを逸脱して、何か恐ろしいものを間近に体験しているという感じ。
少し気の利いた文章を書く人だったら、「実存的」とか「存在」とかそんな言葉を用いて解説するかもしれないです。

他にもハイティンクとかの演奏も好きだったけど、このケーゲルの演奏は、ちょっと次元が違う感じ。
もしかしたら、音楽とは別のものかもしれないです。
続けて、田園を聴いたら、必ずもう一枚のベートーヴェンの第5も聴かずにはいられなくなると思います。

                   言葉の無力さを感じて悲しい