>>507
マーラーの大地の歌は、歌手が決めて。
テノールは、ワルター盤の、パツァークがあの捨て鉢な体当たりの歌唱で一番凄いです。
第1楽章の終結部など、背筋に続々と寒気が走ります。
偶数楽章のアルトのフェリアーもその澄み切った歌唱でこれはこれで、素晴らしいと思います。
ワルターの指揮も、生々しくてその歌手に最善の伴奏をしていると思います。

他には、クレンペラー盤のウンダーリヒが素晴らしいです。
パツァークほどの捨て鉢の迫力は無いけれど、陶酔的な魅力があります。
これにくらべるとヘフリガーも、シュライアーも四角四面の堅物に聴こえます。
アルトのルートヴィヒもその名に恥じない風格のある歌唱を聴かせてくれます。
クレンペラーの指揮も、ワルター以上に虚無的な演奏だと思います。
無表情の迫力と言いますか。虚無的な凄みと言えば、ワルターをしのぐと思います。

大地の歌と言いますと、アルトをバリトンで歌っても良いと言う事ですけど、バリトンでは、たとえ優秀な歌手でも、この曲独特の妖しさにかけると思います。
むしろ、アルトのパートをカウンターテナーで歌ったら凄いんではないかと思うんですけど、誰か実際にやってくれないでしょうか?
米良では萎えなので、アサワあたりでどうでしょうか?

妄想を白状して悲しい