シュナーベルだって、忘れてはいけない。
バックハウスとケンプは確かにはずせないと思う。
ただ、バックハウスの場合、「鍵盤上の獅子王」なんぞという、
カップラーメンのネーミングじゃねえんだぞ!といいたくなるような
最悪の「形容」がついてしまい、バックハウス教の盲信者がでたらめに
増えてしまったというのは事実。
>>884
その点については、「大ピアニストは語る」(原田光子編訳 東京創元社)
に、詳細な記述があるので、一読されたし。
バックハウスのベートーヴェン演奏は、
ウィーンの血をひく。師事したのは、アロイス・レッケンドルフという、
ライプチヒの音楽学校の教職にあったピアニストだが、この人に9年間
学んでいる。かなり他人とは異なる教育を受けている。
あとは、ダルベールに1年間、リストの弟子のシロティに3回授業を
受けただけ。
ライプチヒに生まれたバックハウスは、ウィーンやハイデルベルグで
科学と哲学を専攻した、レッケンドルフという人に師事しただけとも
言える。
バッハの聖地とも言えるところで生まれ育ったバックハウスは、
歴史的・文化的には、バッハの音楽が背景にあると思われるが、
やはり、持ち前の天分は大変豊かで、独自のベートーヴェン解釈
をする演奏家であったと言わざるを得ない。
さらに、ブラームス演奏も忘れてはならないと思われる。