>>440
私もアバドとターフェルのウォータンの告別は、なんかつまらない演奏だった
ような気がしました。
アバドの音楽の魅力は、低弦を中心にしたマッシヴな響きが地鳴りのように
迫ってくるという、昔風の音響を拒否する代わりに、機動的で完璧なアンサン
ブルのオーケストラによる線の絡み合いが作り上げていく、天空に浮かぶ
神殿のような壮麗な構築物の出現にあると思っています。

残念ながら、ルツェルンの新しいオーケストラでは、音楽が一つの巨大な
構造物にならずに、部分部分でバラバラに音が鳴ってるだけのような印象を
受けました。ドビュッシーはかなり良かったので、1曲目だったせいでしょうね。
まあ、録音では決定的なことは判らないので、断言は出来ませんが。

Claudio Abbado資料館によると、「復活」は非常に素晴らしい演奏だった
そうで、コンサートとは別に、映像収録用のセッションが組まれたそうです
から、いずれDVDで見れるかもしれません。