http://member.nifty.ne.jp/etude/etude5/yb99ri.html
あなたは,ハ長調のドレミ・・・を右手で滑らかに弾くとき,どのように弾
きますか? おそらくほとんどの方は,1・2・3指まで順番に弾き,1指を下
からくぐらせてファから1・2・3・4・5と弾くでしょう。多くの一流ピア
ニストを含め,それが最も常識的な奏法だと思います。

 しかし,僕が好む奏法では,指使いは同じですが,「指くぐり」を意識的に
行いません。1・2・3指まで(ミまで)弾いたら,手の形はそのまま(指く
ぐりをしない)で素早く手のポジションを「ファソラシド」の位置まで移動す
るのです。・・・そんな弾き方ではミとファの間に音の途切れができてしまう
と言われそうですが,レガートを意識しタッチに注意を払うことにより,たと
え実際にはわずかな途切れがあったとしても,聴く側にはそれが感じられない
ようになるものです。なぜわざわざこんな方法をとるか・・・それは,指くぐ
りという手の形をとることによって,僅かですがどうしても不必要な力が入っ
てしまい,本当にリラックスした良い状態での音が出せないからです。