元教諭に懲役3年6月求刑 吹奏楽部わいせつ事件 
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読売新聞静岡県版
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 県内の私立高校の吹奏楽部の顧問だった当時、教え子の女子生徒にみだらな行為をしたとして、
強制わいせつの罪に問われた元教諭の男(54)の初公判が九日、静岡地裁(植村幹男裁判官)で
開かれた。男は起訴事実を全面的に認め、裁判は即日結審。検察側は「被害者の屈辱感は計り知
れない」として、懲役三年六月を求刑した。
 起訴状などによると、男は私立高校に在職していた昨年八月、部活動中だった女子生徒の下着
の中に手を入れるなど、約二時間にわたってわいせつ行為をしたとされる。
 検察側は、男が約二十五年前から計十二人の女子部員に「腹式呼吸のレッスンをする」と言っ
てわいせつ行為を繰り返していたと指摘。
 また、男が昨年十一月の逮捕当初は、わいせつ目的を否認して「被害者を輝かせたかった」な
どと、犯行を正当化するような主張をしていたとした。
 被告人質問で男は、音楽団体幹部などの公職を退いたことなどを被害者への償いとして挙げ、
被害者の心の傷は「自分に裏切られたことだと思う」などと話した。
 こうした主張を聞いた植村裁判官が「一番の心の傷は、多感な時期に辱めを受けたことでしょ
う。泣いていた被害者が悔しかったとは思わなかったんですか」と厳しい口調でただすと、男は
「その時は思わなかった」とうなだれた。