長木誠司助教授 #4
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0260名無しの笛の踊り
03/01/24 03:33ID:???小レーベル ネット活用し制作費浮かす(音楽の風景)
2000.03.23 東京夕刊 18頁 芸能2 写図有 (全814字)
野平一郎のピアノによるCD「武満徹ピアノ作品全集1」(MusicScape)
のライナーノートをめくっていて「おやっ」と思った。
まず英文の解説があって、その後に、その基になった日本文が続いているのだ。ま
るで外国人に向けて売り出そうとするかのように。
もちろん、輸入盤ではなく、日本のレーベルによる制作である。英語が主になって
いるのは、インターネットを通じて海外にも売ることを視野に入れているからだ。作
り手から聞き手へ、直に音楽を渡すイメージ。国内でも、置いているのは卸を経由し
ないルートがある大手のレコード店だけだ。
「大手レコード会社の販売システムに疑問を感じていた。マイナーなものは需要が
あっても経済効率優先の合理主義で切り捨てられる。ところが、インターネットで海
外のサイトを開くと、マイナーでも面白いCDがいっぱい紹介されている。大量生産
にはない手法でニーズを掘り起こしたい」と昨年このレーベルを設立、プロデューサ
ーを務める石川一久氏。
武満に続いて湯浅譲二、松平頼則らの作品も出す予定で、野平を主要アーティスト
に、日本の現代音楽を紹介するのを大きな柱にすえている。世界を相手どっての出発
だが、今のところは小レーベルなので、制作費をいかに切り詰めるかがポイントとなる。
石川氏は自前の器材を使い、録音、編集も自分でこなした。が、今回の初CDはパ
ッケージ作りにこったため、制作費は本業の広告プランナー業からの持ち出し。
「ライナーノートをインターネットでダウンロードできるようになれば、将来、千
数百円まで価格を抑えることも可能」と石川氏はいう。
最近、大手レコード会社の統合が急ピッチで進んでいる。ビッグ・ビジネス主導の
中でマイナーな対象をいかに救うか。小レーベルの熱い戦いに期待がかかる。
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