>>793
僕は、ビデオの収録日に観ました。恥ずかしい話ですがNHKホールの
3階最後列で観ました。あの大ホールでは、コロの姿は遠くにしか見え
ませんが、声はホール中にガンガン響いていました。
あのビデオは、たしかに、好調時を収録したものと思って間違いないで
す。
ただ、87年の『指環』の時、第三チクルスの『ジークフリート』は、
さらにすごかった。というか、のどの調子が絶好調で、のどの引っか
かりみたいなのが、最初からなく、というか普通は歌いだしというか、
オペラ序盤はちょっと硬いんです声が、コロ先生。その日は、最初の
一音から『ジークフリート』を最高の調子で、最後まで本当に、軽々
と歌いきりました。私の印象で言うと、声のでかさはコロ。声の充
実度とベロベロ酔っ払い歌唱はドミンゴなんですけど、その日の『ジ
ークフリート』は、充実度でもドミンゴ・クラスでした。
ウィーンのパルシファルも好調でしたし、ミュンヘンの名歌手も良か
ったですけど、やっぱ87年の『指環』とちょっとかげりはあるけど
93年の『トリスタン』は、一生の宝です。

あと、70年、80年はバイエルン歌劇場中心としてのワーグナー・
テノールの第一人者として、君臨していたのだから、恐ろしいほどの
量の講演記録が保存されているはずです。しかし、それを発表して欲
しくないと望む歌手は少なくないでしょう。コロと比較されては、た
まらんですから。