地道にアバドを応援するスレ
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03/02/02 09:08ID:???例えば、CSOとのマーラーの復活は、曲全体の構成感を素晴らしく鮮明に打ち出した
演奏だと思います。つまり、強弱やテンポ感をも含めたダイナミックスを全体の構成
の中で緻密に計算し、それを音楽の流れを崩さない自然な形で示している。
その反面、曲の細部の凹凸や濃厚なギクシャクをかなりならした形にせざるを得ず、
これが多くのマーラーファンの不満につながっているように思います。
ところが、最近のBPOとの演奏では、オケの自発的とも思える表情付けを積極的に
引き出しており、その分 曲の線的構図を重視する姿勢は薄れているように思えます。
相変わらず流れの良さやスマートな感性は健在ですが。
私は、70年代のアバドの録音は、プロデューサーのライナー・ブロックの影響が
とても大きかったのではないかと考えています。
ブロックは、例えば小澤/BSOとの武満の録音において、立ち会った作曲家自身が
びっくりするほど指揮者に厳しい注文をつけて録音を取り仕切っていたそうです。
アバドとブロックは一緒に音楽を学んだ同窓生だということをアバド自身語っていた
のをどこかで読んだ記憶がありますが、それだけに録音においてはプロデューサーの
意向が演奏自体にかなり反映していたのではないでしょうか。
ブロック死去以降の録音では、なんとなく焦点のぼやけた(つまり特徴の薄い)もの
が増えたように思うのですが・・・。
とはいえ、アバドは私にとってはやはり貴重な存在です。確かに演奏の出来の差は
極めて激しいですが(とても優等生とはいえません)、曲からとても新鮮な姿を
引き出してくれることが多く、やはり稀有の才能だと思います。
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