今年のニューイヤーを聞いて、アバドを見直した。
アルノンクールは確かにスコアをよく読んでいるし、
資料を再検討しているから、なるほど面白い箇所もあり、
構成力も豊かな演奏であったが、そのあまりに
きっちりとしたフレージングや正確なリズムどりが
ウィンナワルツの叙情性を奪っていたように思う。
コンツェントゥスムジクス時代の、暴力的なスタイルの方が
彼らしくて面白かったように思う。
同じスコアの再検証をして臨むのでも、アバドの方が
それは建前であって、あくまでもメロディアスに
しかもボウイングも軽やかにやるから、聞きやすいと思う。

皇帝円舞曲や熱狂ポルカ、小澤との比較になるが水彩画は
アバドが長じていると思う。

自分の中ではクライバーが最高のワルツ振りではあるが。