以前「美は死である」という文章を読んだことがある。
詳細は忘れたがシベリウスの音楽を聴くとこの言葉が脳裏をかすめる。
そしてこのソネットも。

  秋の夜は、はるかの彼方に、
  小石ばかりの、河原があつて、
  それに陽(ひ)は、さらさらと
  さらさらと射してゐるのでありました。

  陽といつても、まるで珪石(けいせき)か何かのやうで、
  非常な個体の粉末のやうで、
  さればこそ、さらさらと
  かすかな音を立ててもゐるのでした。

  さて小石の上に、今しも一つの蝶がとまり、
  淡い、それでゐてくつきりとした
  影を落としてゐるのでした。

  やがてその蝶がみえなくなると、いつのまにか、
  今迄流れてゐなかつた川床(かはどこ)に、水は
  さらさらと、さらさらと流れてゐるのでありました...

とりとめのない話でゴメンな。
誰かまとめてくれたら山ほどの感謝。