リハを見てオーボエのプレイヤーを虐めていると取る人もいたみたいだが
真摯な当然の注意とそれに答えられなかったプレイヤーという構図ではないの。
途中でリーダー格のプレイヤーが何やら言っていたがそれの内容自体はやや見当違い。
(弦が弱いからうんぬんで彼女がミスるわけではないよ)
ただあのプレイヤーが一時的なクッションにあえてなろうとしていたのは買うね。
彼はパートのリーダーとしての役割を見事に果たしていたんだから。
その後宇宿と件のプレイヤーの間にはいったのは間違いなく娘さん
コンサートマスターだからあの動きは当然といえば当然なんだけどね。
その後楽屋で興奮した?宇宿に怒鳴られていたプレイヤーだけど
プレイヤーはそれでその後は見違えるように真剣になり良くなったね。
まあ一種のショック療法なんだろうけど今時には珍しい。
その結果彼女は本番で良い仕事が出来たので終演後宇宿に一番に観客に紹介されていた。
彼女はあれで随分と成長したのだと思うよ。
アマチュア状態の学生を相手に孤軍奮闘する宇宿には
通常のオーケストラワーク以前の仕事がかなりの負担になっているようだな。
それでもあの条件で音楽づくりを続ける情熱に少し感動させて貰ったよ。
昨今宇宿のオーケストラが良い演奏をするようになったと評判なのは
各パートのリーダーがかなり宇宿の意図するものを汲んで
リハーサルでも本番でもその線でプレイヤー達をリードしていくという仕組みが
ある程度出来てきているせいもあるのだろう。
それで臨時編成のオーケストラでもそれなりのレベルになれたのだと思う。
まあある意味情熱というエネルギーで欠けたものを補って
突き進んでいる宇宿の音楽世界が垣間見えたようなドキュメントだったな。
でも正直裏方まで率先してやりいらぬ事にまで手を煩わせなくてはならないよりは
あくまで自己の音楽世界の表出のみに専念した結果の宇宿の音楽世界を
わたしとしては見てみたいというのがあれを見た感想。
それがなかなか叶わぬものであったとしてもね。