>>119
ペトルーシュカは1911年版の4管編成から3管編成に縮小したほか、
色々細かくいじっています。気にし出すとものすごく数がありますが、
気にしない人は解らないだろうなー。

元々3管編成に縮小した理由がロシア時代の曲の著作権が怪しくなったため
出版し直して収入を確保した、金のためだ、とアンセルメに非難されておりました。

オーケストレーションの変更とアクセント記号の大量追加、テンポルバートの
廃止傾向の他、一部では旋律線自体をいじっています。

わかりやすいところで言うと、第3場のワルツでトランペットとフルートの絡み合う
旋律が1911年版だと2連符のままですが、1947年版だと3連符になっているとか、
第4場終盤の警官の旋律がバスクラリネット>ファゴットに変わって旋律そのもの
も変更されているとか、その前の全員の踊りのユーロビート調のリズムのところで
1947年版ですとトランペットがトゥッティと異なる旋律を吹いているとかと
言ったところでしょう。
アクセントその他指示に丁寧に従うと1911年版は素朴な感じに、1947年版は
現代的なメカニカルな感じに仕上がります。

とは言ってもけっこうゴッチャにしている指揮者多いんだよねー。
例えば第1場のオルゴール風の旋律のクラリネットで、下の旋律をクラリネットが
吹くのが1911年版で、バスクラリネットが吹くのが1947年版なんですけど、
指揮者によって好みの方を使ってしまっているようで。

でもコロンビア自作自演版で一番普通の演奏と違和感感じないのもペトルーシュカ
ですね(w