楽器は元来どれもそれぞれに固有の役割をするものだ。雅楽なんか見ると
明らか。メロディーをやる楽器と、それを飾る楽器、拍子をとる楽器、
みんな明瞭に分かれてる。たとえば弦楽器は絶対メロディーはやらない
わけだ。
ところがそういう自然に逆らって、どの楽器も基本的にみんなメロディー
つまり歌の真似ができることを目指して発展したのが、西洋楽器の特異性だと思う。
あらゆる楽器が五線譜という本来声楽のために発明された記譜法を共有する点に
はその間の消息が顕著にみられる。
言い換えれば、指の数が最も問題にならないのが、西洋音楽の特徴だということ。