。■私の前を、若い男女が歩いていた。女が男に何か愚図るように言い、男がそこにある駐車場の管理をしているおじさんに「この辺で、回転寿司はありませんか?」と訊いていた。「この辺にはないな」
■と、おじさんの返事がつれなかったので、横から私が、

■「川端にはないですよ、橋を向こうに渡って河原町まで出たらありますわ」
■男は恨めしそうに「ありがとうございマス!」と変な礼を私に言った。
■川端通りには、ラブホテルが並んでいる。どうも、女のほうが男から逃れる方便に、回転寿司を持ち出したものらしい。野暮ではあったが、ま、女には救いであったろう。

相変わらず無粋だな。(藁