シューマン「幻想小曲集」での、暖かみのあるふくよかな音、
ショパンの「ソナタ2番」での剛胆さと繊細さの対比、
プロコフィエフ「束の間の幻影」でのクールでシャープな響き、
スタジオ録音ではこうした響きのコントロールの妙が判りにくいけど、
この録音では、どの曲でも最初の一音で作品の世界を現出させてし
まう魔法のようなルービンシュタインのピアニズムにビクーリ!

最後のメフィストワルツなどさすがにミスタッチも多くなるけど、
ここまで聴いてそんな「些細なこと」が気になる人はいないだろうな。

Ermitage盤は初期のものだけにリマスタリングが後のものほど良くなく、
ややレンジの狭い音だけど、タッチの美しさとホールに広がる響きの特
徴は良く分かる。Aura盤では少し改善されてたりするのかな?