曲がある種の楽器やマナーと堅く結びついていることや、具象的な模倣を
することを価値の低いことと見るのは、ある種薄っぺらい科学主義に毒され
すぎではありませんかね。

オルガンという楽器、聖堂という建築、それはあくまでモノに過ぎないけども、
カトリックの宗教感情やブルックナーの音楽の精神はそういう具象と
不可分なのですよ。

そういう土着的な敬虔さの対極として、電子楽器で
演奏しようがその音楽的価値を失うことのないバッハの器楽作品
などを挙げることは出来るでしょうが、バッハの作品だってカンタータは
特定の雰囲気やマナーと不可分ですよね。