確かに「演奏家にサービス精神は必要」と述べました。
が、ファン側から「強要」するとか「当然である」と
思ってもよい、とはかんがえておりません。
ファン側からは要求するものでなく演奏者側が
「自覚してしかるべき」といいたいのです。
これは「強要」と似て非なるものです。
ファンから「演奏家!おまえサービスするのが義務だろ!
楽屋はいらせろ!サインしろ!」などとはいってないのです。
私の求める図式は、演奏家自身はサービスは素晴らしい演奏を
する事ととともにきわめて大切だから、極力行おう!と当たり前
のごとくファンに接する、が、しかし、サービスを受けたファンの
側はそれを決して当たり前ととらえずに「おもいがけぬ幸運」
と深く感謝する、というものです。お互いに謙遜しあうのです。
互いに「相手にやさしく自分に厳しく」ということです。
「あたりまえ」というのはファンが演奏家に対し、そう思え、といってるのでなく
演奏家が謙遜、謙譲の美徳の意識でそのくらいに暖かい接触を
なされたら?という第三者の立場(ファンでも演奏家でもない)からの提案です。
本当は当たり前ではないことでも、良い事をしたとき
「いやぁ、このくらい人間として当たり前ですよ」という感覚の事
をのべたつもりだったのです。