復習の週の第2回目、89番はやはり名曲だと思いました。比較的小規模ですが、これほど見事
な作品もそう多くはないのでは、ないでしょうか。

第1楽章はシンプルな主題呈示から、フルートが絡んだり、トゥッティが駆け出したりと、実に
スマートでカラフルな音楽だと思います。そしてしっかりとした性格を持った第2主題。簡潔な
呈示部でどこをとっても素晴らしいですね。そしてすかさず飛び込んでくるような展開部。マタ
ーリ和音を味わったり、トゥッティでドガーっときたり、とにかくおもしろみに富んだ曲です。
あとは、再現部にもうひと工夫あると良かったですね。

2楽章は、マターリ・ヒツジのような音楽です。それが色々な局面に色づいていく様を楽しむ楽
章です。シリアスな、カワイイ、気合いの入った、夢見るような、様々な音楽が目の前を通り
過ぎていきます。

出だしのホルンが特徴的なメヌエットは、早めのテンポでリズム良く弾くのが良いみたいですね。
ちょっとばかり力こぶの入った、壮大なメヌエットです。ひかえめで素朴なトリオも、しかし、
存在感が埋まったりせずにしていて良いです。

なかなか良いフィナーレですね。ご機嫌な主題が、いろんな方法で色々に変奏されていく様が
とってもおもしろいです。展開部のミノーレもカッコイイ!!ミノーレに限らず、この展開部は
良いですね。