ミュンヒンガーのマタイとか、マリナーの「四季」とかは、初出の頃は
先進的などとして評価されても、それだけでは、時代が変わっても
定盤とはされるとは限らないというよい例に思えます。
古楽器演奏にしろ、初期の古楽器録音の中にはすでにオクラ入りに
近いものもあるようですし。やはり、スタイルは何であれ、演奏自体に
何か強い特徴や魅力があるとか、演奏とは別のところで、発売元や
評論家が強力に推し続けるとか、何かそういった要因が必要でしょうね。
好悪は別として、リヒターのマタイ旧盤はそういった条件を
クリアしているということでしょう。