>>42
BWV116はBWV26のわずか1週間後に初演されたカンタータだけど、その色調は、
音画的技法を駆使して表現も具象性に富んでいたBWV26に比べてぐっと渋い。
だけど、内容は決して前作に劣るものではなく、それはコラール旋律を織り込んだ
第3曲の通奏低音に耳を傾けるだけでもよく分かる。
中間のアリア−レチタティーヴォ−テルツェットなどは、緊張感に満ちた音程関係が、
心の痛みを痛切に表現している。第一級の作品だけどこれも演奏には恵まれないね。