バッハのカンタータを語るBWV4
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0275名無しの笛の踊り
02/12/16 00:12ID:???この曲が成立した1715年のカンタータはすべてザロモン・フランクの詩によるもので、
元のフランクの詩に合唱がないこともあって、この年に書かれたカンタータはすべて、
室内楽的な簡素な響きを持っている。
BWV132は、ソプラノ、バス、アルトのアリアの間にテノール、アルトのレチタティーヴォが挟まり、
四声コラールで曲を閉じる。ただしBWV80a同様コラールの音楽は残されていない。
このような編成を見ると、最後のコラールはOVPPでの演奏が自然に思えるのだが・・・。
この曲の眼目は1曲目のソプラノ・アリア。
フランクの歌詞は、お説教臭くて辟易するが、バッハがその歌詞に付けた音楽は瑞々しく、
シチリアーノのリズムに乗って、イエスを待つ希望に満ちたコロラトゥーラが軽やかに舞い上がる。
このような若やいだ簡素な美しさを持つ曲は、是非ともピリオド楽器による演奏で聴きたい。
レオンハルト盤が素晴らしい。
ボーイ・ソプラノはヘニッヒ。
少年にありがちな不安定さはここにはなく、素直に何処までも真直ぐ伸びてゆく声は、
降り下る星の光のように美しい。
それにしても待降節のシーズンにはボーイ・ソプラノが殊のほかよく調和するように思える。
ヤーコプスの表情豊かなアルト、コレギウム・ヴォカーレの逆説的な歌詞を噛みしめるように
歌うコラールも申し分ない。
他には、ルーシンク盤のホルトンも清々しく良いが、コープマンは肝心のソプラノがいまひとつ。
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