カラヤンはモーツァルトもベートーヴェンもR・シュトラウスも全部同じ音でやる。
それがカラヤンの個性の一つだし、それでも聴きたくなるだけの魅力があった。
作曲家の個性を軽視した音作りをしても満足させられてしまうぐらい
カラヤンの音は豪華でしかも変化に富んでいた。
70年代までは、同じ曲の違う部分まで似たように聞こえることは無かった。
80年代のカラヤンはどこを切っても同じ金太郎飴みたいな演奏をしている。
音の形が曲の変化に伴って変化するということがない。
純粋に音響としてみてもつぶれて汚いものが多いし、音をコントロールできていない。
音の大きさに至っては大・中・小の三種類しか無いのではないかと思えるほど。
頭の中で出したかった音と現実の音がずれている。
耳が悪くなった指揮者の指示をBPOが忠実に守った結果が晩年の駄演だと思う。