う〜ん。演出のよかった点、というか、個人的に面白いと思ったところ。

パルジファルが「不純な愚か者」だったときの衣装の色、トップスが緑で
ボトムスが青だったよね。
ゲーテが『色彩論』(たぶん)の中で述べているんだけど、ドイツでは
緑と青の組み合わせは、配色の意図が明確でなく無粋であるとして、
伝統的に「愚者の色」と呼ばれ、蔑まれていたらしい。
救済者として覚醒したパルジファルのトップスがグレーになっているのを
見たとき、けっこう色彩学的にこだわった演出なのかな、と思った。
ポアロじゃないけど、灰色の脳細胞、なんて言うからね。
理性と叡智の獲得が、反映された色遣いだったのかな。

(もっとも、青と赤のライティングの場面は、色の象徴性が短絡的過ぎて、
萎えちゃったけど)