同じ現代音楽って言っても、戦前、戦後、60年代、70年代、80年代、90年代で
だいぶ雰囲気も違うとは思うんだけど、ここ@十年、
現代音楽を演奏し続けてきた俺に言わせれば、少しづつだが、
普通に聴ける人が増えてきてるのかな、と思う。

 俺は、地方でのコンサートなんかあった場合でも、招聘元には
「客層もナンですんで、わかりやすい曲をひとつ」
なんて頼まれても、必ずと言っていいほどいわゆる現代音楽を
1曲はチョイスする。ただ、その曲を演奏するときには、
演奏前にちょっとしたレクチャー的なことを冗談まじりに話してから
はじめるんだけど。

 すると、意外なほど反応はいいもんだね。
普通のクラシックなんか全然聴かないお年寄りとかだって、
「意外に面白いモンですなあ」みたいに聴いてくれることが多いよ。
とっかかりさえあれば、そう構えて聴くような音楽じゃあないと。