20:20。バルトーク。雨。ヴァイオリンの音色。ただならぬ心臓の鼓動。
…。
バルト−クはこんな気分にぴったりかもしれない。優しくもなく、冷たく
もない。わたしの今の気分にふさわしい。
センセイ、今どこにいるんですか。何をしているんですか。わたしはほ
かに誰もいない部屋で、独り言を言ってみる。
ヴァイオリンの音色。雨音。夜はふけてゆく。
わたしはセンセイに「恋」をしてしまったのだろうか。