みなさん、今日渋谷犬で行われたぼくのイベントに行ってもらえたであろうか?
今日はいつも着ている一張羅の黄土色背広ではなく、薄灰色の背広でおしゃれを
してみたのであるが、渋谷のファッションにうるさいギャルたちには、きっと気
に入ってもらえたものと信じる。
さて、今日はぼくの著作選集刊行イベントということで、評論家デビューのいき
さつから、昔の話をいろいろとした。途中、危篤書房のH口さんが登場し、ぼく
の普及の名著である『モーツァルトとブルックナー』がかかれるに至った経緯を
話してくれたのである。しかし、ぼくはここのところ老人性のボケが始まり、途
中、上の空で歯茎とアゴを出しつつボーッとしてしまっていたところを、急に司
会者に質問されたため、「ぁあ〜?」と変な声を出してしまったのが悔やまれる。
また、司会者が現在の指揮者たちの名を挙げ、それぞれのブルックナー演奏につ
いてたずねてきたのであるが、普段からトンとCDなど聴かずに批評するぼくとし
ては、「まあ・・・」などとお茶を濁してなんとか逃れるしかなかった。ついつ
い、イベントではブーレーズをけなしてしまったが、後でレコ芸では推薦にして
いたのを思いだし、誰かにこのことがバレないか心配である。また、ブルックナ
ーを指揮する日本人指揮者として、司会者がぼくの名を挙げなかったのは遺憾の
極みといえよう。