フルトヴェングラー No. 5
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0863名無しの笛の踊り
03/01/10 12:46ID:???結局それはフルトヴェングラーだけじゃなくて,録音芸術全般に通じる問題と思われ
HMVトリスタン全曲でフルトヴェングラーは録音芸術に対する認識を改めたと言われるが,実際のところは,実演と録音の狭間の問題というより,
ヴァーグナーの音楽劇を「再現」する際の問題意識が主体的になっていたと言う嫌いもある
まあ,あれだけプブリクームとの一体性を説いていた彼が,一方で,最晩年のルッツェルン第九みたいな内観の極みのような演奏を遺した処を見ると,
一筋縄では解決がつかないな
フルトヴェングラーが最近の録音とか,まあ,漏れの年代だと,60年代のアナステとかと比較すれば,音がボロいのは,
宿命と言うか宿痾なわけで,これだけはどうしようもない
でもさあ,フルトヴェングラーを聞くとなると,普通はその酷い音の中から彼の解釈なり曲構造を聞き取ろうとするんだろうけど,
良く聞いてごらんよ,時々あの酷い音の中から吃驚するような美しい音が聞こえるんだぜ
フルトヴェングラーがオケを美しく鳴らすことで定評があり,他所の指揮者のリハ会場に現れただけで
オケの音が変わったという伝説が嘘じゃないのが解るんだ
むしろ,言葉の最も正確な意味での「美しさ」が聞き取れる瞬間があるわけで,
これはプレゼンス上の「美音」とは全くの別問題だ
これがあるから,漏れはフルヴェンヲタを止められないんだけどな
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