>>79
古楽器奏者はともすれば理屈っぽくなりがちですが、オリジナルの楽器を前にして
その音色に包まれると
「音楽はいつもそこにあり、私の身体はそれを実際の音にする道具だ」とさえ思います。
「自分なりの音楽」などという不遜な考えがどこかへいってしまうほどショッキングな
出来事なのです。

楽器が音量を手に入れてニュアンスを失うという「変化」を余儀なくされたように、
奏者も音楽に対する純粋さ、謙虚さをだんだん失ってしまっているのかもしれません。
初めてブリュッヘンのリコーダーを聴いたときの感動を思い出したいものです。

申し遅れましたが、私は笛吹きではありません。多くの良い奏者が日本にあふれる事を
願っています。もちろん、プロ、アマ問わず。