ある本ではそれを「賢い利己主義」と呼んでいる。言いえて妙であろう。
そうなのだ。人間なんて結局は自分さえよければ、他人なんてどうなった
ってかまわんのだ。しかし、とこの本は言う。
利己主義だけでは、人類全体が滅びる。つまり、利己主義で生きたい人
も滅びる。極端に言うなら、そう言った瞬間に後ろから刺されて死ぬか
も知れないではないか。君を殺したいと思っている人がいるのならば。
だから「賢い利己主義」が一番だ、というのだ。僕もそう思う。非常に
優れた理論だ。空論=理想論でもなく、単純にひとのダークサイドを
肯定するような乱暴な理論とも異なる。
で、続く。